省資源・省エネルギー・廃棄物の低減を実現する環境にやさしいインクジェット技術
ものづくりの未来を変える。環境と調和したものづくりを実現する。
環境負荷を軽減するデジタル・オンデマンド生産をインクジェット技術でサポート。
余剰在庫が発生せず、必要なものを必要なだけ作るデジタル・オンデマンド生産は、原材料のムダを削減するエコロジカルなシステムです。印刷版の作成や洗浄設備も不要となり、製造設備が削減され、製造に必要なスペースや在庫の保存スペースも縮小できます。
また、従来の印刷のように全面にインクを塗布せず必要なところにインクを打つインクジェット方式では、使うインク量が大幅に削減できます。また、ムダなインクの発生も抑えられサンプル作成時の印刷版も不要となるなど、廃棄物の低減を図ります。
当社ではさらに、この省資源型のインクジェット技術を広く産業界に活用いただくため、新たにインクジェットラボを開設しました。
ここでは独自開発のインクジェット吐出実験装置:ジェットライザーを使って各種液剤を吐出させ、パターン形成やコーティングをするなど、インクジェット技術を使った新たな生産プロセスの創造に貢献し、低コストで環境と調和したものづくりに貢献して参ります。
ジェットライザーで観測したインクの吐出状態 6秒 376KB 320×240Pixel
環境負荷を軽減するインクとプリンタの開発
屋外用のサイン・ディスプレイ用には太陽光や雨にも強い耐候性のあるインクが求められます。これに適したインクとして以前より溶剤(ソルベント)インクが使われていますが、VOC(揮発性有機溶剤)を含み臭いが強い上、シクロへキサノンなどの環境負荷物質が含まれています。
当社では、2002年に業界に先駆けていち早く低臭気で環境負荷物質を極力抑えた溶剤インクを使ったインクジェットプリンタを開発、2008年には、メディアへの定着性に優れた高溶剤タイプの特長を維持しながら、環境負荷物質を含まない新ソルベントEco-HS1インクを開発するなど、環境に配慮したインクの開発に取り組んでいます。
業界に先駆けてVOCとオゾンの発生しないUV硬化インクジェットプリンタも2004年より発売、さらにUV照射時の発熱量を抑え、消費電力を従来方式の 1/2以下に削減するLED方式の環境配慮型UV硬化インクジェットプリンタをいち早く開発するなど、環境負荷を低減するインクとプリンタの開発に努めております。